会長あいさつ

日本ばら切花協会 会長 神生 賢

先日の代議員総会に於いて大澤会長の後を担う事になりました。その任の重さに押し潰されそうですが、昨年の夏、禁煙してから急にでてきた腹の周りに力を入れて なんとか踏ん張って行きたいと思います。幸い、副会長を始め会計理事、各委員長の皆さんは有能で心強い限りです。力を合わせこの難局を乗り越え、会員のみなさんの御期待に沿うべく頑張ります。

 大澤前会長が今まで日ばらが懸案としてきた事項について道筋を付けてくれました。それらについて協議を深め、これからの方向を明らかにして行きたいと思います。

 まず消費宣伝事業については従来の「父の日にばらの花」と並行して「誕生日」や「記念日」の消費拡大策について考えたいと思います。また後処理剤や延命剤がベントネックの防止に効果がある事が立証されてきましたので、その啓蒙、普及に努めます。

広報、公聴事業は会報と日ばらニュースの内容を充実し、情報の速やかな伝達をしたいと思います。またH.Pを活用して意見の交換や情報の提供をしていきます。

 組織経営については、支部活動の充実と未組織支部については結成促進に努めたいと思います。それぞれの経営が厳しさを増す中で改善の為の技術の検討やコスト低減の方法についても検討したいものです。

 品種と技術の特別委員会についても継続していきたいと思っております。
 会員作出の品種のP.Rと権利者のご理解を得て、安価なパテント料での会員への斡旋をします。

 新技術については三重県支部の「一本残し剪定法」を手始めに会員の持っている技術の保護と普及を図り、輸入に対抗できる生産性の高いばら切花経営を目標に委員の皆さんに知恵を出し合って頂きます。

 今回の総会で会費の値上げが承認されました。皆さんの会費を有効に使わせて頂き、前向きな活動を展開したいと思います。忌憚のないご意見を各支部長、理事、そして執行部にお寄せください。

よろしくお願い致します。